おさか菜の日記

適応障害,不安症を抜け必死に生きる限界看護学生のブログ→ゆるくいくことにした→自然体(?)を取り戻したっぽい。まいにちたのしい

スターバックスで働いた訳と辞めた訳

今日桜のフラペチーノを飲んだ

春めくスターバックスは、私にはなんだか苦くてくすぐったい感情を想起させる。

それは、丁度この時期にここで働きはじめたから。

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大学1回生の早春、休学中のこと

何か新しいこと、背伸びしたことを始めたくて、深夜テンションというか、ノリと勢いで応募した。

面接当日はあまり調子もよくなくて、ダメかな…と思いながら帰宅。だから、採用のメールが届いたとき、何度も読み返した。まさかと思ったね。

 

振り返って、人に恵まれていたと思う。

みんな心に余裕があって、卑屈なところのない人たちだった(ように見えた)。

志の高い先輩がいて、私も自然と目標をもち振り返りをしながら日々働くようになっていった。

 

しかし当時私は精神的に不安定なところがある上、頭がぼんやりとしてしまうことも多かった(それが休学の理由でもある)。

新しいことへの高揚感や楽しさもあったが、仕事を覚えるのが遅くてプレッシャーに感じたり、自分の容姿に劣等感を抱いたりといった息苦しさも感じていた。

当然、責められるようなことは一度もなかったのだが、私は自分を追い込んでいった。

私はここにいていい人間じゃない。足手纏いだ辞めちまえと、自責の念に押し潰されて、辞めようとしたことがある。

 

 

人事考課のときだったかな、辞めたいですと店長に話した。

そのとき店長は立ち入って深くは聞かずに、得意なことを伸ばしていったら良いと言ってくれた。

私がコーヒーに興味があることや速くはないが丁寧な接客をすることなど、見ていてくれたらしい。

「旅とか良いんじゃない?人生経験の豊かさとか、人間的な幅が、いい接客につながるよ」

そんなようなことを言ってもらった。

大学を休学し本当に看護の道に進みたいのか迷い、長く続く不安感から自分を見失っていた当時、私という人間を尊重し、活かそうとしてくれる人の存在に私は救われた。

 

ブラックバイト/企業という言い方があるが、私はスターバックスのことをホワイト通り越してクリスタル企業だと思っている。

単にホワイトなだけじゃなくて、従業員が充実感をもって働けるようなしかけがいくつも用意されていた。

続ける決心をしたあとは、どうしたら自分が楽しく働けるかや、お客様のためになることは何かに集中しするようにした。

それで少しずつ自信を取り戻していったかなあ

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じゃあなんで辞めたのかって?

 

本気になりすぎたからだな(笑)

 

学校が忙しくなった時期に、すっと辞めた。

復学して本業である看護学生としての生活に集中するようになると、どうしても“アルバイト”の優先順位は低くなる。

私は家庭教師もしていたから、お金を稼ぐためのバイトとしては尚弱い。

時間数を減らして細々と続けることならできたけど、勘が鈍って自分の仕事に満足できなくなるのがどうしても我慢ならなかった。

 

社内コーヒー検定(ブラックエプロンテスト)の勉強や、練習中のラテアートが惜しいけど、しゃあない。家庭用エスプレッソマシンを買って家で飲めるからいいもん( ˘ω˘ )

 

 

また働きたいかと言えば…どうかな。

働く分にはもちろん楽しくて充実するだろうけど、長く働いて深く考えるようになると、なんか違うってなる気がする。

こだわりのコーヒーを本気で探そうとすると個人のカフェになるし、同じ人と関わる仕事にしても、私は広くより深くの方が頑張れるような気がするよ

ほら、考え込んじゃうから(゚∀゚)

 

 

長いようで短かった1年7ヶ月だけど、働くことの本質を問い、いくつもヒントをもらった。

一度でも働けたことを誇りに思うし、感謝している。

これからはたまにフラペチーノ飲みに行かせてくださいな